雀のお宿専用の麻雀ルール。20世紀末期に行われていた独自ルールの紹介。競技として革新的・先進的な部分もある反面、バクチ的要素も強く、あまりオススメできるものではありません。

[雑録]お宿:Bルール

また、やろうよ!

アタキの部屋で時々行われる麻雀の内、最も一般的なルールに近いルールであるBルールの規則です。

いくつかのフリー雀荘のルールをやってみて、自分なりに改良を加えた結果なのですが、まだまだ改良の余地はありそうです。
できれば、多くの人に試して貰えたら嬉しいな、と。
このルールが、いずれ日本中のフリー雀荘の標準ルールになる、なんてことは 考えられませんネ、勿論(^_^;)

進行

東風・南風の半荘戦で、四人で、普通の牌を使ってやるオーソドックスなルールです。
誰かの持ち点が0点を割るか(=ドボン)、一定点数に達っすれば(=テッペン)半荘の途中でも ゲーム終了です。
連荘についてはかなり特殊です。

01:東風・南風を四人で戦う半荘戦
東場で吹く風は、自風以外には「東」だけです。
西入はありません。
02:ドボンとテッペンで半荘終了(詳細は別項で)
誰かの持ち点が箱を割るか、 開始時持ち点の二倍になったらゲーム終了です。
複数の人間が同時にドボンかテッペンになっても終了します。
03:裏ドラ/槓ドラ/槓裏ドラ/赤牌/一発あり
ドラはすべてネキストです。
搶槓以外は槓ドラは即乗りします。
赤牌はドラとして使用し、縛りの一飜の対象とはなりません。
04:途中流局なし
「九種么九倒牌」「三家和」「四槓算了」「四家同風」「四家立直」などによる途中流局は一切ありません
05:連荘選択権の行使でのみの連荘
連荘が発生するのは親が連荘選択権を行使した場合だけで、次に該当する時は、連荘する権利を親は有します(必ずしも、連荘しなければならないわけではありません)。
  1. 親が和了った時(ダブロン時の下家でも構わない)
  2. 平局して親が聴牌している時
  3. 子のチョンボにより局が終わった時
南場四局であっても親が連荘選択権を持たない場合は連荘はありません。
南場四局でトップ者でない親が連荘選択権を持っている場合には、必ず連荘となります。
06:王牌は14牌残し
海底牌ツモ者は開槓できません。また、河底牌を他者が槓することもできません。
ただし、河底牌であってもチイやポンはできます【詳細は別項で】。
07:オーラスのみ副露規制あり
南場四局に限り、トップ者以外の散家は、副露しての着順の変わらない和了りはできません
立直による和了りは構いません。また、副露の行為そのものはチョンボではありません。

和了

和了った時に一飜あれば良いと言う普通のアリアリルールです。
和了り面子の選択、振り聴立直、立直後の見逃し、など何でもありです。

08:アリアリの常時一飜縛り
「二飜縛り」や「八連荘」はありません。
09:ダブロン・トリプルロンあり
「三家和」でも流局しません。
10:後役付け、面子選択・偶然役のみでの和了りあり
先ヅケでの飜牌のみの和了りや片和了り面子の選択が可能です。
河底撈魚や搶槓などの偶然役のみでも和了れます。
11:同順内の和了り面子の選択は不可
前回の自順以降に ポンが発生した場合は「同巡内」ではありません
12:振り聴は自摸和了りのみ可
13:喰い断么九あり、自摸平和あり、喰い平和なし

副露

一般的な取り決めよりも緩やかで、かなりスッキリとしています。

14:チイ・ポンは発声優先
チイとポン(カン)が同時に発生した場合は、明らかに先に発声したと思われる行為が優先します。
どちらが先か判定が微妙な場合には、ポン(カン)が優先します。
15:喰い替え可能
あらゆる喰い替えは常に可能です。 同一牌であっても(發をポンしての發を捨てる等も)かまいません。
16:槓以外の連続アクション禁止
チイやポンに続けて、カンやロンはできません。
17:槓は一局に四回まで
五種類目の牌の槓はできません。
18:河底牌でもチイ・ポン可能
海底牌ツモ者の捨牌(=通常の河底牌)であっても、チイやポンはできます。
通常の河底牌に鳴きが入った場合、副露者の捨牌を河底牌とみなします。
19:槓ドラは即乗り
小明槓時は、搶槓での和了が無かった場合に槓ドラが乗ります。
20:大明槓直後の嶺上開花は責任払い
捨牌を槓された場合の嶺上牌による和了りは、槓させた人の放銃となります【詳細は別項で】。

立直

立直に関する規則は普通です。

21:立直一発あり、裏ドラあり、槓裏ドラあり
立直一発と搶槓は複合します。
搶槓以外の槓、及びポンやチイによって一発の権利は消滅します。
22:振り聴立直・立直後の見逃し可
どちらも自摸和了りのみ可能です。河底であっても見逃しできます。
23:立直棒1000点、和了り取り
流局時の立直棒は供託となり、半荘終了時の供託立直棒はトップ取りです。
持ち点が1000点未満の場合には立直できません(1000点ちょうどの場合はできます)。
24:立直後の暗槓制限
立直後に暗槓する場合には次の条件を満たしておく必要があります。
  1. ツモってきた牌が槓の対象牌である
  2. ツモってきた牌による和了りはない
  3. 暗槓により面子構成が変化しない
  4. 暗槓により得点が減ずる恐れが一切ない
暗槓は連続して行うことができます。
25:河底牌での立直宣言可能
最終の捨牌でも立直することができます。

パオ

裸単騎にさせた人には無条件に包を適用する、という厳しいルールです。
何でもリーチ!みたいな人以外は、実際に起こることは稀です。

26:包則適用時の支払いは、自摸全額/放銃折半
27:大明槓後の嶺上開花は包
槓が連続した場合でも、包は打牌時まで適用し続けます。
28:裸単騎アシストは包
役の如何に関わらず、打牌を鳴かれた結果、副露者の手牌(純手牌)が一枚になった場合には包となります。
暗槓などがされていた場合でも適用されます。
29:「大三元」の三種類目のアシストは包
大明槓であっても包となります。
二種類を暗槓していた場合(つまり三副露目でなくとも)でも包となります。
三種類目のアシスト以降に裸単騎アシストが発生した場合には、後の包のみの適用となります。
30:包適用時でもツモ符あり
槓の時を除いて、牌山からの自摸和了りにはツモ符は付きます。

得点

25000点持ちの30000点返しですが、テッペンを採用している点が特殊です。
副露した平和形の点数については慣れるまで時間がかかるかもしれません。

31:25000点持ちの30000点返し
32:高点法
得点は常に最高点になるような面子に基づいて計算します
33:ノーテン罰符は場3000点
聴牌か否かの判断は純手牌にのみより、和了り牌の有無や役の有無を問いません。
34:一本場は1500点
ダブロンやトリプルロン時には、和了った全員が本場を加えた得点を得ます。
35:連風牌の雀頭は4符
ダブ東やダブ南の牌が雀頭の場合には、自摸符・聴牌形の符と別に4符です。
つまり、連風牌の単騎自摸は8符となります。
36:切り上げ満貫なし
30符六飜は、栄和の場合は子7700点/親11600点で、自摸栄の場合は 2000点/3900点となります。
37:平和形の副露時は20符計算
38:嶺上開花と海底摸月のツモ加符なし
嶺上開花、及び海底摸月には、自摸符の2符は付きません。
39:ドボン・テッペンあり
誰かの持ち点が0点を下回るか、誰かの持ち点が50000点を上回った時点で終了します。
ノーテン罰符やチョンボ罰符によっても、ドボンとテッペンになります。
得点の計算は突き出た分までキチンと計算します(打ち切りしません)。
40:役満以外は三倍満が最高
数え役満はありません。10飜で倍満、13飜で三倍満です。

錯誤

チョンボの種類については想定される限り細かく規定したつもりです。
一般的なチョンボについては、満貫払いよりも大きな罰則が適用されますが、 これは故意のチョンボを防ぐ為だけでなく、チョンボも一つの戦略とすべきである、という 個人的な思いと、それならばこれくらい厳しくしてもイイだろうという考えからです。

41:罰則のないチョンボ
次の場合には罰則は一切ありません。
  1. カラ聴立直
  2. スカート捲り
  3. 「チイ」と「ポン」と「カン」の発声間違い(言い直すだけ)
42:罰符1000点を供託するチョンボ
次の場合には罰符を1000点、場に供託して勝負を続行します。
  1. 空ポン
  2. 空チイ
  3. 空カン
  4. 見せ牌(故意・過失を問わない)
  5. 「ちょっと待ってください」という発声
供託された罰符は立直棒と同じように扱います
43:和了り放棄で終局時に罰符を支払うチョンボ
次の場合には勝負は続行しますが、終局まで一切の副露行為(槓も含む)や立直はできません。 そして終局時には満貫分の罰符を支払います。
  1. 「リーチ」取り消し(言い間違いも含む)
  2. 持ち点1000点未満での立直宣言
  3. 錯副露(誤槓も含む)
  4. 多牌
  5. 少牌
これらの場合、その局に供託された立直棒や空ポンの罰符は次局へ持ち越しとなり、積み場が一本増えます。
親がこれらのチョンボを起こした場合には輪荘し、そうでなければ親は連荘選択権を有します。
44:発覚時に終局、満貫以上の罰符を支払うチョンボ
次の場合には即座に終局し、誰も聴牌していない場合には満貫分を、誰かが聴牌している場合にはその最高点数(裏ドラと偶然役を除いた最高点数)か満貫のどちらか高い得点を罰符として支払います。
  1. 誤ロン
  2. ノーテン立直
  3. 錯副露や多牌・少牌を解消する行為
  4. 南場四局にトップ者でない散家の着順変更しない、副露による和了り
  5. その他、勝負の続行を困難にさせる行為(牌山が袖に引っ掛かって倒れた等)
高目に相当する牌がすべて河に捨てられている場合でも最高点数を考慮します。
これらの場合、その局に供託された立直棒や空ポンの罰符は次局へ持ち越しとなり、積み場が一本増えます。
親がこれらのチョンボを起こした場合には輪荘し、そうでなければ親は連荘選択権を有します。
点数の割り振りはできるだけ、通常のチョンボ料の割り振りに従いますが、割り切れない場合には親が200点以下の損になるように計算します。
  1. 例えば親が32000点のチョンボを起こした場合には、32100点を支払い、子三名で10700点ずつを分けます。
  2. 例えば子が11600点のチョンボを起こした場合には、親が5800点を受け取り、他の子が2900点ずつ受け取ります。
45:チョンボと和了りは和了りが優先
重大なチョンボと同時に和了りが起こった場合には、常に和了りが優先され、チョンボは不問となります。
46:複数のチョンボは累積
他家の和了りがない限り、一度犯したチョンボが免責されることはありません。
チョンボの罰符は累積され、チョンボを犯した人でも、別のチョンボの罰符を受け取ることができます。

和了役

47:和了役の一覧
飜数役名呼称喰下備考
一飜 門前清摸和ツモ不可 -
立直リーチ不可 -
翻牌ファンパイ- -
平和ピンフ不可 平和自摸和は20符計算
断么九タンヤオ- -
一盃口イイペイコウ不可 -
嶺上開花リンシャンカイホウ- 連続でも一飜/ツモ符は0
搶槓チャンカン- -
海底摸月ハイテイツモ- ツモ符は付かない
河底撈魚ホウテイロン- ツモ符は付かない
一発イッパツ不可 -
二飜 ダブル立直ダブルリーチ不可 通常の立直とは複合せず
混全帯么チャンタ一飜 -
三色同順サンショク一飜 -
一気通貫イッツウ一飜 -
三色同刻サンショクドウコウ- -
三暗刻サンアンコウ- -
三槓子サンカンツ- -
小三元ショウサンゲン- 飜牌二種と併せて四飜
対々和トイトイ- -
七対子チイトイツ不可 25符で計算
三飜 二盃口リャンペイコウ不可 一盃口とは複合せず
混一色ホンイツ二飜 -
純全帯么ジュンチャン二飜 混全帯么とは複合せず
セット七対セットチイトイ不可 4枚使い/セット毎に飜増
四飜 人和レンホウ不可 第一自摸以前の出和了り
六飜 清一色チンイツ五飜 混一色とは複合せず
小車輪ショウシャリン不可 混一色の七対子
逆車輪ギャクシャリン不可 混老頭の七対子
混老対々和ホンロウトイトイ- -
役満 地和チーホウ不可 -
四暗刻スーアンコウ不可 単騎待ちでも四倍満
大三元ダイサンゲン- -
国士無双 コクシムソウ不可 暗槓/振聴で出和了り不可
緑一色リュウイーソウ- 發は無くとも良い
小四喜ショウスーシー- -
字一色ツーイーソウ- 七対子形でも可
清老頭チンロウトウ- 七対子形でも可
大車輪ダイシャリン- 清一色七対子/牌種不問
大役満 天和テンホウ不可 -
大四喜ダイスーシー- -
九連宝灯チュウレンポウトウ不可 牌種不問/純正も同じ
四槓子スーカンツ- 単騎待ち和了で完成
通常の役満は四倍満貫で、大役満は六倍満貫です。
役満貫の複合時には、高い役満+二倍満貫となります。
役満+役満=六倍満貫、役満+役満+大役満=十倍満貫。

祝儀

通常の得点以外に祝儀をやり取りします。
レートは囲んだ面子により様々です(ノーレートの場合もあります)が、祝儀は得点と同様に定義しています。

48:祝儀に頭ハネなし
ダブロン(トリプルロン)であっても全員が祝儀を受け取ることができます。
49:立直一発は5000点相当
出和了りならば放銃者から、自摸和了りならば三人から受け取ります。
50:裏ドラは一枚につき5000点相当
ドラ表示牌でなく、裏ドラそのものに祝儀が付きます。槓裏も同様です。
51:ドボン賞は10000点相当
放銃によるドボンは、和了った全員に祝儀を支払います。
ノーテン罰符によるドボンは、聴牌者全員に祝儀を支払います。
空ポン等の供託罰符によるドボンは、終局後にその時点でのトップ者に祝儀を支払います。
ゲーム続行しないチョンボによるドボンは、他の三人全員に祝儀を支払います。
ノーテンドボンとチョンボ罰符ドボンが同時に発生した場合にはチョンボドボンだけが適用され、ノーテン罰はありません。
52:役満賞は30000点相当×3
出和了りであっても役満祝儀は他の三人から等しく受け取ります。
二つの役満がダブロンで同時発生した場合には、役満を和了った二人とそうでない二人との間の祝儀のやり取りは、60000点相当づつとなります。
53:東々ブーは10000点相当×3
東の一局で出親がテッペンになるか、散家の誰かをドボンさせた場合には、三人から等しく10000点相当の祝儀を受け取ります。
散家が役満を出和了りしても、「東々ブー」とはなりません。