いろんな暗槓の例
[例A]
ツモ
この牌姿でを暗槓しても構わないという奴。いわゆる「送り槓」。
実際にこれを許可しているグループがどれくらいあるのか不明だが、存在することは間違いないだろう。
[例B]
ツモ
自摸和了りなのに槓できるというルールだ。
こんなルールに出会ったことはないが、立直後の見逃しが可能ならば、こんなのも許してくれても構わないんじゃなかろうかという気がする。
しかし、この槓を行うことにより待ちが無くなるという事実があり、これはとりもなおさず、その前に
を捨てていて、振り聴状態であったにも関わらず、
を槓することによってその振り聴が解消されたことになり、かなり複雑な状況だ。
自摸り四暗刻の聴牌時を思い浮かべるとイイだろう。
[例C]
ツモ
を槓したとしても、待ち牌そのものは、
の四種類のまま変わらないので、この槓はOK!とするルールはかなりある。
しかし、ダメというのが一般的だろう。
というのは槓することによって、嵌二筒待ちや辺三筒待ちなどが無くなってしまうからであり、双ポンの三筒待ちと辺張の三筒待ちとは明らかに別物である。
[例D]
ツモ
このツモは、
でも
でも同じことなのだが、一般的には槓できないのが普通だ。
槓してもしなくても、待ち牌は萬子のノベ単なのだが、槓することによってという順子で構成されている面子が無くなるからだ。
待ち牌だけでなく、暗槓が面子構成に変化を与えてもイケナイというわけだ。
[例E]
ツモ
さて、この牌姿は、ツモで九連宝灯であり、待ち牌は
の三門張、もしくは
の双ポン待ちで、
を槓したとしても
「待ち牌の種類」にも「待ち牌の形」にも「全体の面子構成」にも影響を与えない。
ところが、これもペケなのが普通だ。
九連宝灯の聴牌形の場合には、手役全体を一つの大きな面子構成を考える、という意見もあるけど、そんなことよりも「点数が安くなる可能性のある槓はデキナイ」というのが正しい。
[例F]
ツモ
この例はどうでもヨロシイ。
しかし、こんな槓もできないという規則もある。それは「立直後の槓は一切禁止」というものだ。