麻雀打ちの頁/雀のお宿

現代の日本において標準的な麻雀規則はどうあるべきか考えてみよう。規則を考える上での前提条件、基本スタンスを明確に。

公開

広告

標準規則を考える

何を持って「標準」かが鍵なのだが…

とあるクラブのルールについて考える機会があった。

フリー客といえば常連ばかりのそのクラブではあるが、将来的にはもっと多くの客を呼びたいし、できることなら学生や初心者でも気軽に楽しめるルールを考えてみよう、って話だ。
アタキ的にはできるだけ標準的なルールにすべきだとチラと思ったが、よく考えてみると「標準」なんて存在するわけもなく、ま、適当にその場はお茶を濁す結果になった。

ふと思い出した。
自分で何年も前に「統一ルールの壷」なんてアップしてるじゃねえか。
これを使えば簡単に「標準」ができるかもしれん。
というわけで、考えてみる。
結果だけを[雑録]にアップするよりは、こっちでコーシャクを垂れる方が楽しいのだ。

標準規則を考える上での肝(キモ)

  • とにかく、標準的であること
    • 先進的であったり面白かったり麻雀の本質に適っていたるすることよりも、まずは一般的にありがちな規則であることを優先して考えてみよう。
  • 整合性一貫性が保たれていること
    • この時はこう、この場合はこう、なんてのはやめよう。
  • 簡潔であること
    • 説明が楽チンで、一度憶えたら後で考え直す必要がないくらい簡潔な規則としよう。
    • そして、初心者にも簡単に理解できる規則にしよう。
  • アタキ自身が楽しめること
    • 他人がどうこうじゃない。自分で楽しめるルールで、もしも何年も会っていない友人と卓を囲む際には胸を張って紹介できる規則にしよう。
  • 完璧な規則なんてできないことを念頭におく
    • 完璧は求めない。
    • オプションや付加価値によってこの規則がもっと素敵になることを前提に考えてみよう。

基本

東南廻しの半荘戦

 ん~、今の時代、半荘戦に限定する必要は無いかな…。うん、東風戦もオプションではアリとしよう。

常に一翻縛り

先づけ、門前選択アリ

振り聴は出和了りできない

使用牌は34種136枚

ドラはネキスト

 このあたりは何の問題も無いな。
 東場は、東だけが場風。
 国士無双だって、振り聴では和了れない。

進行

荒牌時に荘家が聴牌であれば連荘する

 和了り連荘にするか、聴牌連荘にするか。
 世の中的には、まだ聴牌連荘でしょ。

打牌後は自分のツモ番までを「同順」とみなす

 自分のツモ番を経過しないことには、見逃し後のロンはできない。問題なし。

オーラスでのアガリ止めに関する特例は無し

 オーラスだからって特別な規則はない。
 それまでの局と同じように、連荘も輪荘(この場合は半荘終了)も行われる。

ダブロンや三家和(トリプルロン)は認めない

 常に上家優先。

原点とドボン、テッペン

 これは圧倒的に 25000点持ちの 30000点返しが一般的で、つまりトップ賞が 20000点で、ドボンで半荘終了という意味なのだけど、説明が鬱陶しいのと、祝儀についてのキメが煩雑なので、「標準」としての決めは行わないことにする。
 つまり、この件については勝手にして良いこととする。

立直

立直棒は 1000点で、和了り取り

 立直をかけていなくとも、 和了りさえすれば他者の立直棒(供託も含む)を受け取ることができる。

振り聴立直も、立直後の見逃しも可能

 立直後にツモっても、和了らなくとも良い、のは当然。

立直はいつでもかけられる

 牌山の残りがあろうと無かろうといつでもかけられる。

立直後には、和了牌以外はツモ切りしなけれないけない

 暗槓はできない、という意味。
 どの場合にできて、どの場合にできないかを説明するのが大変だ(「立直後の暗槓」を参照のこと)。

オープンリーチは採用しない

空聴立直/ノー聴立直に関する罰則は無し

 間違って空聴でリーチをかけてもそれに対する罰則は無し。
 ノー聴立直を故意に行っても良い。終局時にノー聴罰符を払えば良い。

立直一発、および裏ドラを認める

ダブル立直を認める

 ただし、他者の副露行為(暗槓も含む)以降はダブル立直とはならない。

副露と槓

あらゆる喰い替えを認める

 河底牌以外の牌は、立直者以外はどんな牌でもポン/チイ/カンできる。現物牌を捨てても良い。

河底牌はポン/チイ/カンできない

 海底牌自摸者は暗槓することはできない。

槓ドラを認める

 常に即ノリ(搶槓は槓が成立していない)。
 槓裏も認める。

国士無双でも暗槓ロンできない

 当たり前じゃ。

槓は一局につき、四つまでしかできない

 勿論、四槓子は単騎を和了って成立。

大明槓後の包則は無し

 大明槓に限らず、一切の包則は摘要しない。

流局

途中流局は一切無い

 九種倒牌、四風子連打、四家立直、三家和(これはナイけど)、四槓算了等による流局は無し。

流し満貫(振り切り)を認めない

流局時には聴牌料をやり取りする/場3000

 聴牌か聴牌でないかの判断は、純手牌(自分の手牌の内、副露していない部分)にのみ着目し、その純手牌の中で和了牌を使い切っていなければ聴牌とする。
 ただし、手牌を公開しないことにより、聴牌料の受け取りを拒否することもできる。

点数計算

二飜の場ゾロが付き、100点単位に切り上げて清算

散家の満貫は8000点、荘家の満貫は12000点

役満は四倍満とし、役満貫以外は三倍満を限度とする

複数の役満が複合しても四倍満まで

切り上げ満貫をどうするか

 30符六飜を満貫とするかしないかはオプションとする。

喰い平和形は 30符計算する

 20符でも良いのだが、その場合には「喰い平和」という役を認めて頂きたい。

ツモ平和は20符計算とする

連風牌の雀頭の符

 ダブ東やダブ南が雀頭の時の話だが、これはなかなか難しい。
 例えば、ダブ東状態で、東単騎をツモった場合には最高で「8符」と計算する規則もある(ダブ東雀頭で4符+単騎待ち2符+自摸2符)。
 え、え~い、面倒なので、単騎待ちは連風牌であろうとなかろうと2符、単騎ツモは4符としよう。

嶺上開花のツモ符

 大明槓後の嶺上開花に2符を付けるか付けないかの話。
「嶺上開花」という役と引き換えに、ツモ符は無し、としよう。

海底摸月のツモ符は付く

 上の件と矛盾するようだが仕方ない。
 ツモ符のつかない海底摸月なんて、ブーマンでも無い限り、存在しないのだ。

包則は無し

和了役

七対子には七種の牌が必要

 …を基本とするけど、オプションで四枚使いを認める。絶対に認める。

七対子は2飜25符

混老頭の飜数

 2飜を基本として、オプションによりそれ以上を認める。
 ったって、対々和と七対子だけなのだが…。

人和の飜数

 あまり知られてないし、取り沙汰されることも少ないのだが、この人和の扱いについてはいくつかのバリエーションが存在する。
 取りあえず、四飜役を基本とする、ということにしよう。

二盃口は3飜

緑一色は發がなくとも良い

四槓子は単騎待ちを和了って完成

和了役一覧

役 名 呼 称 喰下 備 考


門前清摸和ツモ       不可 -
立直   リーチ      不可 -
翻牌   ファンパイ    - -
平和   ピンフ      不可 平和自摸和は20符計算
断么九  タンヤオ     - -
一盃口  イイペイコウ   不可 -
嶺上開花 リンシャンカイホウ- 連続しても一飜/ツモ符無し
搶槓   チャンカン    - -
海底摸月 ハイテイツモ   - ツモ符は付く
河底撈魚 ホウテイロン   - -
一発   イッパツ     不可 -


ダブル立直ダブルリーチ   不可 通常の立直とは複合せず
混全帯么 チャンタ     一飜 -
三色同順 サンショク    一飜 -
一気通貫 イッツウ     一飜 -
三色同刻 サンショクドウコウ- -
三暗刻  サンアンコウ   - -
三槓子  サンカンツ    - -
小三元  ショウサンゲン  - 飜牌二種と併せて四飜
対々和  トイトイ     - -
七対子  チイトイツ    不可 25符で計算
混老頭  ホンロウ     - 対々和か七対子と複合


二盃口  リャンペイコウ  不可 一盃口とは複合せず
混一色  ホンイツ     二飜 -
純全帯么 ジュンチャン   二飜 混全帯么とは複合せず


人和   レンホウ     不可 第一自摸以前の出和了り


清一色  チンイツ     五飜 混一色とは複合せず


天和   テンホウ     不可 -
地和   チーホウ     不可 -
四暗刻  スーアンコウ   不可 単騎待ちでも四倍満
大三元  ダイサンゲン   - -
国士無双 コクシムソウ   不可 暗槓や振り聴での出和了り不可
緑一色  リュウイーソウ  - 發は無くとも良い
小四喜  ショウスーシー  - -
字一色  ツーイーソウ   - 七対子形でも可
清老頭  チンロウトウ   - -
大四喜  ダイスーシー   - -
九連宝灯 チュウレンポウトウ不可 牌種を問わない
四槓子  スーカンツ    - 単騎待ちを和了って完成