麻雀打ちの頁/雀のお宿

今までのコンピュータ技術が麻雀に及ぼした変化と未来へ及ぼす可能性のある事柄について。コンピュータの進歩によって世界は変わってきたが、麻雀もその影響下にある。

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電脳技術でパオ

十年後、二十年後の麻雀はどんなだろう

麻雀ゴコロついた時は当然のように手混ぜだった。
そんなに高等なイカサマなんて出来なかったけど、それでも千鳥モドキくらいは誰にだって経験あるだろ。 アタキが最初に和了った大三元は自山で白を続けてツモって完成したのだ。 ごめんよー。
ある時、マグジャンが一斉に出回った。 電磁石で自動的に牌が裏返る仕組みの電気卓だ。 スグに(ほんの少しだけど)洗牌してくれるタイプが出来て、これは本当に便利。 友人同士で囲んでいると、局の途中に決まって洗牌ボタンを押す奴がいた(セキオカ、お前のことだー)。
そしてついには「全自動」。 ミシンメーカーの子会社が日本で最初の自動卓を作ったらしいが、現在出回っているタイプはこれとは別の流れを組む二種類が元になってる。 二種類とも同じ設計者というのだから驚き、アンド感謝モア感謝。 ノーベル平和賞と物理学賞の対象になってもおかしくない。 アタキが総理大臣なら国民栄誉賞をあげたいくらいだ。
残念なことにまだアタキは総理大臣どころか国会議員でもなく、ただの地方の市議会議員でもないので(次の選挙に立候補するつもりもない)かの偉大な発明家に捧げられるものと言えば、数億円の賞金くらいに過ぎず、誰でもイイからそんな大金をアタキの手元に届けていただきたい。
手元に金が届くまでは、このページの「言いたか言いのこきたかこき」を偉大な発明家のためにアップすることにしよう。 つまり、あなたがその偉大な発明家でなければ、この[放言]はあなたのために書かれたものではなく、あなたがその偉大な発明家であればあなたのために書かれたものである、ということだ。 だから、あなたは(かなりの確率で)偉大な発明家でないので、ここから先を読んでもあまり面白くないかもしれないが、それはあなたのために書かれたものではないから面白くないに過ぎない。 あ、もし、あなたが偉大な発明家の方であれば(もう、喜寿に近い年令でいらっしゃいますか)ごめんなさい、少しオチャラけてますが尊敬しているのは本当です。 感謝しております。 日本全国数千万の麻雀愛好者に代わって、ここに心からの御礼と些少ではございますが数億円程度の賞金をお贈りさせていただきます。 お金の方は誰かから申し出があり次第お届けしますので、ご住所と連絡先などをメールでお伝え願えれば大変嬉しゅうございます…イタズラメールはヤメテクレ!

技術は進歩してきたわけだけど、もう、コンピュータ技術を抜きに考えることはできない。 やっと本題だ。
身近なデジタルの一番は、全自動卓とそれに附随した各種のオプション。
サイコロの目、持ち点の表示、和了点の計算はその最たるものだ。
和了点の計算についてはまだまだ改良の余地があるのは周知の事実だ。 何故、ドラの枚数をわざわざ入れなきゃならない。 そんなの一目瞭然じゃねえか。 まぁ、解決されるのは時間の問題だろうけど、実際の所、もっと大きな問題が存在してる。 それは、色んなローカルルールへの対応という点だ。 喰い平和形が 700 点なのか 1000 点なのか、三十符六飜は 7700 点なのか、更には赤は役なのか、などのかなり広汎に広まっている各種の細則をフォローできるまでは至っていないのが現状の姿だ。 だけど逆に、計算機能がすべての自動卓に付いてその操作が極めて簡便であれば、ルールが勝手に統一されてしまう、という展開だってないとは言えない。 少なくともいくつかのルールに集約される可能性は高く、代表的ないくつかのルールをボタン一つで切り替えられるような事態にはなるのではなかろうか。 麻雀に関して保守派のアタキにはあまり好きくない状況なんだけれどもどの団体も統一ルールを決めてくれないのなら(笑)、用具メーカーが決定してくれたって別に構わない。…いや、ちょっとは構うかな。

全自動卓の最終形が、パソ通やネット上での対戦ゲームである可能性は否定できない。
実は大昔、全自動卓だって広まっていない時代に、実際の牌を全く使用しない卓があった。 普通の卓のように四人が向かい合って座るのだけれど、全員の捨牌は中央の大きなモニタに表示され、各自の手牌は手前の小さなモニタに表示され、あらゆるアクションはボタンで操作し、点棒の授受なんかも自動的に行ってくれるという代物だったのだが実用化される前にどこかに消えてしまった。
たぶんコスト面以外にも「やっぱ、牌の感触がないと」みたいな意見もあったのだろうと想像されるが、今となってはお笑いだ。 多くの愛好者が通信を使って毎晩対戦するようになるなんて、あの頃は誰も思わなかったに違いない。

通信での対戦の件はそれだけで充分なほど豊満なネタなのでこれ以上はツッコまない。 例によって、いつアップされるのかはワカラない。

吸塵機能付き灰皿付属の卓は、デジタルとは関係ないけど、おおいに嬉しいもんだ。
環境を考えて「地球にやさしい麻雀卓」。 まさか、こんなのまで出てくるなんて。
用具メーカーもコンセプトから開発に着手するってなことはあるのかな。 アタキがいくつかアイデアを上げよう(儲ったら、おこぼれ頂戴)。
「初心者にやさしい麻雀卓」「中級者にやさしい麻雀卓」「プロに厳しい麻雀卓」
「女の子でも安心の自動卓」「初めてでも痛くない万点棒」
「暗い部屋でも疲れない光る牌」「摸打が遅い面子と囲む時は必須です。近代麻雀ラジオ放送」 「座ったまま用がたせる椅子」「自信のリーチにスーパーひとし君立直棒」「自動理牌機能付きの卓」
「清一色聴牌サポート機能付きの卓」「少牌多牌時にスグわかる養成ギブス」
「一流プロならこう打つ!打牌ヘルパー」「和了点にタコ度数を加算してくれるタコジャン」「家内安全、御利益自動卓」「ホロスコープ麻雀卓」「倦怠期には牌アグラ」「対面の山が自動的に近付いてくる卓」「発声するだけで勝手に副露してくれる奴」「おいおい、誰か止めておくれよ麻雀卓」「あ、みんな引き始めたゾ、悪のりゴメンよ~卓」。

ビットな世界が麻雀に与える影響がどのようなものか想像できることもたくさんある。
まず思い浮かぶのは脱衣麻雀(思い浮かんだのはアタキだけか)。 リアル麻雀の後継機種スーパーリアル麻雀IIは確かに面白かったが、アタキが最もハマったのは学園天国だ。
いや、脱衣がどうこうというのはこの放言の主旨ではなくて、コンピュータ対戦においては理論の構築なしには発展は望めないだろうということを言いたかった。
現在、まともな思考ルーチンを備えた麻雀ゲームの中でも最も強いのは何だろう?
テレビゲーム系に全く疎いのでよくワカランけれども、強いのや弱いのがあるのは間違いない。 いずれ、コンピュータ同士による対戦が行われる時代が来るだろう。
将棋の世界では、純粋な思考ルーチンを持ったソフト同士による対戦が毎年一回行われている。 予選を勝ち抜いたソフトはどれも強く、アタキなんて足下にも及ばないらしい。
機種はさまざまで、DOS機もマックもUNIXもあるのだが、そいつらが入力された相手の手に応じて自分の一手を指す(といっても出力方法はマチマチ)わけだ。
何年も優勝して名人の称号を与えるに相応しいソフトもある。 市販されている将棋ゲームの有名ドコロはこの大会のかつての常連だ。
麻雀だってこんな大会が開かれたら面白いだろう。

さあ、将棋と比べて定石なんてーのがちゃんとした形であるわけじゃないのでどんな展開になるのか想像するだけでも楽しい。
いつでも鳴きまくるソフトや、順子よりも対子が好きなソフト、振り聴の時にしか立直しないソフト、ドラをいつまでも手放さないソフト、引っ掛けが異常に多いソフト、そんなソフト同士での麻雀対局、うん、絶対、楽しいゾ。 スポンサーだって付きそうだ(儲ったら、おこぼれ頂戴)。
ただ、将棋と違って麻雀の場合、たった一回の局、あるいは半荘で勝負を決着させるのは問題が多いかもしれない。 いや、それだって充分楽しいのだけれど、どうせ機械まかせなのだから数百半荘をランダムに戦わせて、真の勝利者を決めてもイイかな。
この大会が実現したとすると、最初の内にエントリィする多くは、市販ゲームのソフト達になるが少し心配がある。 というのは、ゲームというと基本的にはたった一人の人間を相手にした三者の立場での思考ルーチンを持ったソフトが実際には多いのではないか、という危惧だ。 本当の所はどうなんだろう。 悟空なんかの感じでは、一者ずつちゃんと考えているようにも思えるのだが。

デジタルの恩恵はゲームだけではない。
どのような競技であってもおよそ定石と呼ばれる手筋が存在する背景には、過去の膨大な記録があるに違いない。 だが麻雀に関しては、過去の対戦があるのは、古い雑誌か団体が持つ資料だけで、それも牌譜と呼ばれるとてもアクセスしづらい形式でだ。 慣れればそこそこ味わえるようなモノかも知れないけれど、あまり慣れたくない。
牌譜をちゃんとした形(=利活用しやすい形)でデータベース化することは麻雀界(こんなの、本当にあるのか)にとっての急務だろう。
有名な対局は採譜される。 この採譜にもいくつかの工夫がしてあるそうだが、こんなのはノートパソコンでちょちょいの時代だし、それ専門のソフトだって既にある。 フリーだ、偉い!
こうして得られたのはデジタルなわけだから、どうにでも加工のしようがあるのは当然。 アタキ達愛好者にとっての一番の悩みは牌譜の味わいにくさなわけだから、簡単にリアルに味わえるようなソフトが今、一番、欲しい。
実はこれもある(笑)。 だけど、専用のデータでないと動作しないというのが辛くてしかもそのデータの入力がまだまだ一般的とは言えない現実がある。
個人的には、入力専用のソフト(=採譜ソフト)の力を借りてもイイのだけれどそこから生成されるのは超シンプルなテキストであって欲しいし、そのテキストを読み込んで局の戦いシミュレーションソフトあたりが出来れば嬉しい。 テキストのフォーマットは標準案を誰かが作って(アタキは既に考えてるゼ。儲ったら、おこぼれ頂戴)それをどう展開するかは色んなパターンが考えられる。 それは各シミュレーションソフトの腕の見せ所だ。
どんなゲーム(スポーツも含めて)でも上達するには二つの道しかない。 上手な人を見ることと自分の所作を第三者の目で見ることなんだから、牌譜の再現ソフトは麻雀競技者全員の水準を飛躍的に高める筈だ。
あ、自動卓で思い付いた。 採譜データを出力してくれる自動卓。 本当に実現するような気がするゾ。

時代はウェブだ。唐突ですまん。
ウェブの、というよりもハイパーテキストを使った一つの試みが、この雀のお宿で進行している事実がある。 なかなか誰も評価してくれないので自分で言ってるわけだが(笑)、[卓想] は従来のメディアではなしえなかった試みだ。
アタキはこれを「HyperMahjongStory」と名付けたが、別にストーリーでなくともかまわなかった。 思いつきの発端は99人の最終電車。 本家の方はたぶん二十一世紀になっても終わりそうにないが、[卓想] のA卓は、今年の夏くらいには終わらせたいと考えている。
麻雀というゲームは、かなり立体的なゲームだ。 立体的というのは、平面的でないというか、四人が手を隠し合って進めており、尚かつ時間の進行が重要なファクターなわけで、この麻雀を客観的に楽しむのに、ハイパーテキストの形式は実はとても相性がイイのではないかと思ったわけだ。
前述の牌譜再現ソフトの一つの結果としてもこの[卓想] の形式が使えるのは当然だろ。
「ハイパー麻雀漫画」なんて誰か作らないかな。 アタキ以上に麻雀を愛している、来賀友志原作、片山まさゆき作画の夢のようなデュオはどうだ。 あ、この二人のなら、普通の漫画でも面白いか。

[卓想]というカテゴリーが以前は存在したのだが、更新がメチャ大変で、休止し、いつのまにかなくなってしまったのだった。
素晴らしくも素敵なカックイイ、何人かのファンまでいたカテゴリーなのに本当に残念。
この件についてはどんなにリクエストがたくさん寄せられても復活はしません。 たぶん。

麻雀には色んなルールがある。
何故、こんなに多くのローカルルールが存在するのかについては「麻雀遺伝子」で詳細、かつ丁寧に説明してある(笑)ので繰り返さないが、この「多くのルールが存在する」こと、それ自体も実は麻雀の楽しさであることをアタキは知っている(が、普通はそうではないかも)。
完先、サンマ、スポーツ、赤七筒、百万石、南北戦争、チャガラ、古役、エトセエトセ。 限られた時間の中で何もかもを体験することはできないけれど、だけどチョットだけでも自分の知らない麻雀のエッセンスを楽しむのにデジタルは役立ってくれるかもしれない。
ネットでしか付き合いのない連中と「今夜は「雀鬼流」でね」。その一言で雀鬼流モードで半荘が始まる。 回線が混でるせいで、打牌が三秒以内に完了しなかったら桜井から睨まれる。

なんか、対面の奴、遅いなーって思ってたら、天国にいる筈の阿佐田哲也だ。

もしかしたら、ドサ健とだって、ナルミとだって、アカギとだって、弘明寺の健三さんとだって、未来の愛好者は、普通に囲めるようになるかもしれない。

デジタル、万歳!

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